引き寄せ。経済的自由。実践ブログ。

全ては考え方から。引き寄せにいて長年勉強しました。経済面でゼロから1を作る様子をこのブログで発信します。

ビジネスにも役立つ力をもらえる8つの禅語

「禅語」とは禅の言葉。もともとは禅宗の文献に記述されていた辞です。禅の教えには私達が生きていく上での「気づき」がたくさん含まれています。「禅語」で有名な言葉には「一期一会」、「阿吽」などがありますが、他にも禅語は数多くあります。

 

ここでは、毎日の生活の中でぜひ覚えておいてほしい8つのビジネスにも役立つ力をもらえる8つの禅語を紹介します。

 

祗是未在(ただこれみざい)

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「未だここに在らず」

 

人はどこまでもまだまだというのが、「祗是未在」。

自分はここまで十分、満足だと思ってしまうとそれ以上成長できません。

どんなことであっても完璧ということはこの世には存在しません。ゆえに、常に成長、進化し、完璧以上を求める心がけがより自らを高めてくれます。

 

 行住坐臥(ぎょうじゅうさが)

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「歩く、止まる、坐る、寝る」

 

日常生活の全てにおいてそのまま修行であるというのが「行住坐臥」。

歩く、止まる、坐る、寝るといった行為にさえ意識を集中し、一つ一つの行為を研ぎ澄ましていくことでより自分の成長につながります。

 

曹源一滴水(そうげんいってきすい)

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「曹渓山の水源の一滴の水」

 

どんなに雄大な川も初めは一滴の水滴からはじまっているというのが「曹源一滴水」。なにかにおいて功績がある人も最初は0からのスタートで、コツコツと経験を積み重ねることによって、成功しています。なにかをはじめる時、挑戦する時はこの言葉を思い出してみると力が湧いくるでしょう。

 

一華開五葉(いちげつごようをひらく)

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「五の葉が開けば一の華がなる」

 

「一華開五葉 結果自然成」とは、五枚の花びらが開けば、自然に果実がなるように、人も本来備えている力を盛んにすれば、自然に結果も実るという意味合いになります。失敗をなくす唯一の方法は、成功するまでやり続けることだと思います。失敗したからといって、そこで諦めなければ、それは失敗ではなく、成功に変わります。どのような状況にあっても、自分を信じて努力を続けること。そうすれば、やがて華が咲き、必ず結果は得られるでしょう。

 

八風吹不動(はつぷうふけどもどうぜず)

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「八つの風が吹こうとも動かず」

「八風」とは

・利益を得ること、得すること

・生命力や運勢が弱くなること

・陰で罵ること

・目の前で罵ること

・陰で褒めること

・目の前に褒めたたえること

・心身を悩ますこと、逆境に苦しむこと

・心身を心地よくすること、順風満帆なこと

を指します。

人生とは、この八つのいずれかの風が、または混ざり合う形で、襲ってくる中を生きてくことだといえるでしょう。

その風によって、自分を見失い、ぐらつきながら歩を進める。。。それが、ごく普通の人々の日常だといえるでしょう。

そんな風に惑わされず、いつも確かな自分を保って生きなさいというのが「八風吹不動」。ここで注目したいのが、罵られたり、逆境に負けるなというばかりではなく、褒められたり、順調な時も自分を見失うなという点です。 

いつ何時でも確かな自分を持ち、どんな風にも煽られないことも大切なことです。

 

平常心是道(びょうじょうしんこれどう) 

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「日頃の平常心が道」

 

日常行っていることが、そのまま、道なのだというのが「平常心是道」。試合や入学試験、ビジネスマンの重要な会議のような大事な局面になると、人はよく、「平常心でいこう」と言います。あがってしまい、普段の自分の実力が発揮できないことがないように、何事にも動じないぞと心に決意します。

しかし、人の心はちょっとしたことでも揺れ動き、浮いたり、沈んだりするのが「平常心」というものではないでしょうか。

平常心とはむしろ揺れ動く心の動きをそのまま受け入れることをいうのです。緊張するときに緊張しないようにと心に命じても、余計に変調をきたしてしまいます。

あがっているなら、あがっていること。緊張しているなら、緊張していることをそのまま受け入れるようにすると、普段通りの気持ちが戻ってくるでしょう。

 

百尺竿頭進一歩(ひゃくしゃくかんとういっぽをすすむ)

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「百尺もある高い竿のてっぺんに到達とても一歩進む」

 

頂点は退歩の始まり。頂点に至ってなお努力せよというのが「百尺竿頭進一歩」。

頂点を登りつめたからといってふんぞり返っていては、そこで努力を怠ってはいけません。常に次々と目標を設定し、死ぬまで新たな目標を追いかけていく。結果として、それが一番充実した生き方になっていくはずです。

 

冷暖自治「れいだんじち」

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「冷暖は自分で治る」

 

痛い経験ほど自分の資産になるというのが「冷暖自治」。

「水温十二度」などど言われても、水の冷たさがピンとくるだろうか。「水の温度は三十七度」と言われても熱いかどうかすぐにわかるだろうか。

それよりも自分で手を入れてみれば、水の冷暖はすぐにわかる。

希望の学校入試に失敗。就職の失敗。失恋。人生は失敗の連続です。時間も忘れて奮闘した経験。次こそは成功してやると自分に近い努力を積み重ねた経験。そうした経験は後になって、簡単にできるものではありません。もちろん、嬉しい経験、幸せな経験、楽しい経験、どの経験も貴重なものです。経験こと人生最大の自分だけの資産といえるでしょう。特に苦しい経験は自分を根本から鍛えてくれます。

しかし、最近は、失敗を恐れて、挑戦を避ける傾向が目立つのではないでしょうか。最初から失敗をできるだけしない安全な道を選ぼうとするのです。

その姿勢は、水辺に立ちながら、その水に手を突っ込まないのと同じです。水がどのくらい冷たいか、暖かいか。それは実際に自分の手で触れた者にしか経験することができないものです。